●ばれいしょ
説明するまでもないですが、馬鈴薯とはじゃがいもの事です。馬鈴薯はナス、トマトに近いナス科の植物で、生まれ故郷は南アメリカのアンデス山脈と言われています。約400年前にインドネシアのジャガタラから長崎に入ったらしく、ジャガタライモと呼ばれた後にジャガイモとなったと言われています。気温が高過ぎる事と湿度が高い事を嫌うので涼しく梅雨のない北海道で多く作られています。
馬鈴薯はタネイモから養分をもらって大きくなり、大きくなれば今度は葉で太陽の光と空気中の二酸化炭素を吸い、地中に新しい馬鈴薯を作り澱粉を蓄えます。しかし、馬鈴薯は澱粉ばかりではありません。ヨーロッパでは「大地のリンゴ」と呼ばれ、馬鈴薯の中のビタミンは、「ごはん」+「リンゴ」よりも多く、カロリーはごはんの半分です。その栄養分は中心部より、皮に近い部分の方が多いです。
●名寄地域の馬鈴薯について
名寄地域は馬鈴薯の日本最北の産地です。特に名寄の中でも智恵文地域では馬鈴薯を多く栽培しています。智恵文地域では、国内における馬鈴薯産地の北限としてPRしており、名寄地域の気象条件である昼夜の気温の寒暖差の影響により、病害虫の発生が非常に少ないクリーンな栽培ができます。また、澱粉含有率も高いという評価を受けています。澱粉含有率が高いということは、糖化しにくく貯蔵性に優れており、加工用はなんと九州産の馬鈴薯が収穫される6月頃まで貯蔵が可能とされています。
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