名寄の智恵文地域にはカルビー専用の馬鈴薯貯蔵倉庫があります。馬鈴薯の項でも触れておりますが、加工用馬鈴薯としては全量カルビーポテト(株)に使用されているためです。
また、空洞判定装置を装備した施設があります。馬鈴薯は土地条件や気温・雨量によって内部に空洞ができることがあり、特に大玉サイズに多くみられます。空洞化したものについては澱粉加工用として利用されますが、以前は農家がまず一定個数を収穫の際に切って確認し、さらに出荷の際に箱単位で切るという手間をかけて判別していましたが、今では機械化により、より安定した質の向上を実現しています。従来は空洞によりクレームなどにつながるということもあり品質の維持に苦労していましたが、今では産地としての信用も上がり、販売先にも認められ販売にも自信を持っております。